『 女子アナ放送事故 被虐のエクスタシー 』

作品情報
(ああ……たまらない……)
人気女子アナの美玲は社長の理不尽な要求をのむハメになる。
挙句、予想だにしない恥辱の限りを尽くされ……。
人気・実力ともにナンバーワンの女子アナ・美玲は、夜のニュース番組でメインキャスターを務めていた。あるとき、予期せぬ社内政治に巻き込まれ、社長の理不尽で淫らな要求を呑まざるをえなくなる。それは次第にエスカレートしていき……。
基本情報
感想レビュー:女子アナ堕落と救済のエクスタシー
女子アナ堕落劇の濃密エロス
「女子アナ放送事故 被虐のエクスタシー」(藤隆生)は、女子アナという華やかな職業の裏側を徹底的に嬲り尽くす、調教系エロ小説のひとつの到達点だと感じた。読み始めはちょっとしたハード系エログロかなと思ったが、展開の中で描かれる羞恥と被虐、さらにそこからの「堕ち方」がとても丁寧で、ただの凌辱では終わらない芯のある物語になっていた。
調教描写と新しいエロの仕掛け
ネットの感想では、触手系アニメを想起させるような“現実的疑似触手”プレイが特に評価されていた。繊維型玩具によるポルチオ開発や、処女喪失の瞬間に仕込まれる絶頂シーンは、実験的でありながらもしっかりエロスとして成立。陵辱系作品を読み慣れた人ほど、この「アニメ的モチーフを現実に落とし込んだ新しい試み」が刺さるという声が多い。調教過程での女子アナの羞恥心や恐怖、そして変化していく感情も細かく描かれ、ただのエロではなく心理的な没入感も強い。
ハッピーエンドの是非
意外に印象的なのは、本作が最後にはハッピーエンドを選んでいることだ。奴隷に落ちたはずの女子アナが、自らのコンプレックスを克服し「本人がよければ結果オーライ」という形で幕を下ろす。これについては賛否が分かれていて、理不尽な苦痛で終わる方が好みだった読者からは物足りなさを指摘する意見もあったが、ハードな過程の果てに救済がある構成を好む読者からは「読後感が軽くなって良い」という声も見受けられる。
擬似二次元感覚のリアリティ
5ちゃんや旧2ちゃんの書き込みでも、「フジの人気アナやテレ朝の女子アナを重ねて読むと尚のことエロい」という読み方が話題になっていた。二次元的な陵辱のパターンと現実の女子アナ像を重ね合わせることで、二層の妄想が広がるのは確かだと思う。現実アナウンサーの清楚なイメージと、本作の容赦のない調教描写のギャップが、何よりのご馳走になっているのだろう。
総評
陵辱要素を濃く描きつつも、単なる鬼畜では終わらず、調教過程・心理描写・ハッピーエンドという三段構成でまとめ上げた点は評価に値する。エログロ・アングラ趣味と、読みやすさを両立した作品で、藤隆生作品のファンであれば満足度は高いと思う。
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