【感想レビュー】社内交尾【奴●秘書と人妻課長】

『 社内交尾【奴●秘書と人妻課長】 』

作品情報

（会社で上司に口で奉仕してるなんて……）
朝のオフィス、跪いて専務の男根を咥える由依香。
会議室で、自宅で、取引先で受ける奴●調教。
26歳を堕とした淫獣の牙は才媛の美人課長へ！

基本情報

感想レビュー：社内で繰り広げられる背徳と悦楽の官能劇

冬に読みたくなる濃密官能

正直、この作品は寒い冬にこそピッタリの濃密官能小説という冒頭の印象が強かった。Amazonレビューでも「とても楽しく読めた」との声があり、手堅いエンタメとして高評価。しかし、展開がかなり過激で、場所と相手を変えながらテンポよく場面が転がるあたりは、さすが御前零士。仕事の合間などにこっそり読み進めるのも妙な背徳感があってクセになる。

展開の強引さと実用性

「秘書と課長の分量が違いすぎる」「前半が専務＆秘書中心で、後半でやっと課長と部下」というレビューも多い。そのあたりは確かに気になるし、勢い優先で細かな心理描写が省かれる印象。ただ逆に、あまり考えずに“実用的”に読むにはこれくらい強引なほうがちょうどいいという声もちらほら。会議室や自宅、取引先など日常とギリギリの距離感のシチュエーションは、「こういうシチュ好きにはたまらない」といった意見が散見される。

キャラクターと萌え要素

「堕ちていく秘書」の描写が秀逸。「最初は抵抗しているヒロインがどんどん快楽に染まっていく様」が濃密かつ扇情的で、官能小説を読み慣れている層にも好評。また、「人妻課長」というこれまでにない立場のヒロインがクローズアップされている点を評価する層も。ただ、激しい描写や調教的な要素が強いため、「萌え」や優しい恋愛要素目当てにはやや厳しい、という意見もある。

鬼畜度と筆致

このジャンルに求められる「鬼畜度」はかなり高水準。羞恥描写やヒロインの理性が壊されていく過程など、「ガッツリ濃い目」を理想とする層には◎。一方で、御前零士らしいスピーディな展開や、ねっとりした描写のバランスを評価する声も見かけた。文章は直球で実用向け、かつ読者を飽きさせないサービス精神も感じる。

賛否と総合印象

「強引で荒削り」と感じる部分はあるものの、全体に見るとテンポ・濃度・シチュエーションいずれも高レベル。「現実離れした状況だけど、それを求めて手に取る層には刺さる」といった意見もあり、エロスを重視したい人には総じてオススメしたい一作。

4.0

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