『 義母を痴姦調教中 』

作品情報
(やめて、智樹くん。もし誰かに見られたら……)満員電車の中、ぬかるみ始めた小穴をまさぐる指先。濡れた眼差しを哀しげにたわめ、夏美は声を押し殺す。薄布の下の性熱に耐える36歳に息子が淫靡にささやく。「ママ、次は指じゃなくて本物を入れてあげるね」無言の車内で、家の中で、未亡人が溺れる痴姦調教!
基本情報
感想レビュー:義母と娘を痴漢調教する背徳の物語
義母への痴漢プレイから始まる禁断の調教
村瀬達也の「義母を痴姦調教中」は、電車内での痴漢プレイを起点に、義母と義妹が次々と調教されていく背徳的な官能小説だ。主人公の智樹が満員電車で痴漢被害に遭っていた義母・夏美を目撃したことから物語は動き出す。そのシーンを見てしまった智樹は、逆に義母を痴漢調教し始める。電車の中、喫茶店、オフィスビルといった公共の場で繰り広げられる羞恥プレイの数々は、背徳感と緊張感を演出している。
義母・夏美は36歳の未亡人で、夫の一周忌を迎えたばかり。喪服姿で親類や実の娘・加奈がいる中で智樹に指責めされるシーンは、まさに本作の鬼畜度を象徴する場面だ。そして夫の遺影の前で智樹に貫かれ、完全に性ペットとして堕ちていく過程は、賛否が分かれるところではあるが、痴漢調教ものとしては王道の展開といえる。
義妹も巻き込まれるエスカレートする調教
物語の中盤以降、義兄に恋心を抱いていた実の娘・加奈も調教の対象となる。母と義兄の関係の変化に気付いた加奈は、智樹に必死にアピールするが、結局は母と同様に電車痴漢プレイの洗礼を受けることになる。処女を捧げた加奈は、母・夏美と競い合うようにしてエスカレートする調教を受け入れていくという展開だ。
母と娘が対抗心を燃やしながら共に隷属していく様子は、フランス書院文庫らしい過激な設定といえる。レビューでは「基本的には夏美の視点で描かれ、智樹の感情はほとんど現れない」との指摘もあり、どこか殺伐とした雰囲気を感じさせる作品に仕上がっている。
終盤の過激描写には賛否両論
Amazonのレビューでは、評価が大きく分かれている。5つ星を付けたレビュアーは、痴漢調教の展開を詳細に紹介し、義母から義妹へと広がるシチュエーションを好意的に評価している。一方で、2つ星評価のレビュアーは「終盤は読むのが苦痛だった」と厳しい意見を述べている。特に、満員電車の中でフェラチオをさせるシーンについては「いくら小説とはいえ、非現実的な行為」と批判し、「著者は少しおかしいのか」とまで言及している。
確かに、フランス書院文庫の作品は過激な描写が売りではあるが、リアリティラインを超えた設定には読者も戸惑うようだ。とはいえ、痴漢調教というニッチなジャンルを好む読者にとっては、この非日常的なシチュエーションこそが魅力となる可能性もある。公共の場での羞恥プレイ、義理の親子という禁断の関係、そして母娘同時調教というハードな設定は、このジャンルのファンには堪らない要素が詰まっているともいえる。
心理描写の薄さが作品の特徴
本作の特徴として、智樹の内面がほとんど描かれない点が挙げられる。一応、父親への復讐という動機は設定されているものの、それが物語の中で深く掘り下げられることはない。そのため、調教する側の心理が見えにくく、淡々とエスカレートしていく行為だけが目立つ構成になっている。
これは人によっては物足りなさを感じるポイントかもしれないが、逆に義母・夏美の視点から描かれる羞恥と快楽の狭間で揺れ動く心理描写には一定の説得力がある。初めは抵抗していた夏美が、次第に自らその役割を受け入れていく過程は、調教ものとしての基本をしっかり押さえているといえるだろう。
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