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【感想レビュー】高慢女上司【全裸勤務】

『 高慢女上司【全裸勤務】 』

高慢女上司【全裸勤務】

作品情報

「偉ぶる女ほど、すぐ濡れるってのは本当だな」
デスクに手をつき、開いた股間を覗かれる美咲。
顎でこき使い、パワハラを繰り返す女上司に、
男の面子を潰された部下が牙を剥いた!
オフィスで裸身を晒し、ピストンによがる33歳。
人妻課長、女社長、秘書……三匹の淫らな社畜!

基本情報

※引用元:FANZA

感想レビュー:前半の洗練された展開と後半の物足りなさ

作品の魅力と読みどころ

この作品は、パワハラを繰り返す高慢な女上司が部下の手によって調教されていくという、官能小説の王道を行くストーリー展開となっている。特に前半部分については、単純な脅迫ではなく洗練された手法で女上司を追い込んでいく心理描写が高く評価されており、他の凡庸な作品とは一線を画す巧みさが光っている。

榊原澪央氏の筆致は安定しており、読み進めるうちにのめり込んでしまうような表現力の高さが魅力だ。女性が強がりの裏に隠している弱さ、そして一度目覚めてしまった女性の欲望が抑えきれなくなっていく過程は、ドキドキワクワクの連続で楽しめる内容となっている。

登場人物と展開の評価

本作では人妻課長、女社長、秘書という三人の女性キャラクターが登場し、それぞれが全裸勤務という屈辱的な状況に追い込まれていく。女性ホルモンが活性化すると行き着くところまで堕ちてしまうという生々しい描写は、官能小説ファンにとって十分に読み応えのある内容だ。

ただし人物造形についてはやや浅いという指摘もあり、感情移入のしやすさには個人差があるかもしれない。それでもAVのような割り切った官能描写として楽しむ分には、十分なクオリティを備えていると言えるだろう。

惜しまれる後半の展開

作品の弱点として指摘されているのが、ラストの物足りなさである。三人の女性を堕とすまでの過程は丁寧に描かれているものの、三人が一堂に会するシーンがエピローグのみという唐突さには不満の声も上がっている。また女上司の離婚も唐突で、人妻設定の意味や離婚の重みが十分に描かれていないという批判もある。

このため読後感としては消化不良に終わってしまう面があり、榊原澪央氏の他作品と比較しても完成度という点では物足りなさが残る。純粋にこの作品単体で評価するなら厳しい見方もあるが、前半部分の出来の良さや著者の筆力を評価して、次回作への期待を込めた評価とする読者も多い。

総評

フランス書院文庫らしい直球の官能描写と、前半の心理的な駆け引きの巧みさが光る一作である。後半の展開に課題はあるものの、高慢な女上司が堕ちていく様を楽しみたい読者にとっては、榊原澪央氏らしい読み応えのある内容と言えるだろう。

3.6

サンプル

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