『 恋情クラスメイト 〜誘・惑・勝・負〜 』
感想レビュー
『恋情クラスメイト 〜誘・惑・勝・負〜』は、学園を舞台にした三角関係から始まり、最終的には仲良く3P関係に落ち着くという、大人のファンタジー感溢れるライトエッチ小説です。読了してまず感じたのは、「意外とほのぼのしていてハッピーエンド」という点。表紙やタイトルからはもっとドロドロした展開を予想する人も多いようですが、実際はラブコメ的な展開も織り交ぜつつ、頭を空っぽにして楽しめる気軽な作品でした。
主人公・良馬は快活な紗彩と、おっとり巨乳のお嬢様・唯から同時に好意を寄せられ、どちらも選ばず三人で仲良くする道を選択。現実的に見れば不誠実ですが「大人の夢」と割り切れば心地よい展開で、二人のキャラも立っているため掛け合いも楽しい。濡れ場は序盤から濃厚で、二人が交互に、あるいは同時に迫るシーンは没入感が高く、イラストの質も相まって「シコリティが高い」との意見が多く見られました。実際、自分もイラストはかなり強いと感じます。巨乳も微乳もバランスよく配置され、嗜好の幅に対応してくるあたりもポイント高し。
一方で、「もっと勝負や責められる展開が欲しかった」「男性側がやや主導権を握りすぎ」という物足りなさを指摘する声もあり、特にSMや逆転シチュを期待していた読者には少し肩透かしかもしれません。また、物語的には山場や葛藤がやや薄く、「純粋にエッチ目的なら満足だが、人間ドラマは不要」という割り切った評価も見られました。
総じて、この作品は「安全牌なハーレムエロコメ」という立ち位置で、重い展開や凌辱要素が苦手な人にも安心して楽しめるタイプです。伊吹泰郎先生らしい軽妙な語りと、二人が親友同士だからこそ成立する不思議な関係性が魅力。読み終えた後、「これはこれであり」と思える人なら十分満足できるでしょう。
――評価的には賛寄り。特にイラスト・キャラ造形・安定感のあるエロ描写を求める人にはおすすめです。
作品情報
恋の大三角関係
勝気に見えて純情な紗彩、淑やかに見えて芯が強い唯。
親友同士の女子校生二人に好意を持たれた良馬は、
流されるまま互いの甘い誘惑を受け入れてしまう。
「どちらを選ぶか、良馬のここで判断して」
Hカップの豊乳奉仕、Wフェラ、締めつけ抜群の肛姦。
恋の鞘当てをする美少女たちに対し少年の決断は！？
日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル第147弾！
＜登場人物＞
●最上 良馬
（もがみ りょうま）
仙波学園の二年生男子。
流されやすい面があるものの、人の気持ちを理解しようとする優しさも持ち合わせている少年。
紗彩に恋心を抱いている。
●南戸 紗彩
（みなと さあや）
仙波学園の二年生女子。
勝気に見えて純情なショートカットの美少女。童顔かつ背が低めで貧乳。
陸上部所属で、引き締まった肌が小麦色に日焼けしている。
●柏原 唯
（かしわばら ゆい）
仙波学園の二年生女子。紗彩とは中学以来の親友。
お淑やかで天然ながら勝負事を好み、押しの強さも秘めるロングヘアのお嬢様。
優しげな顔立ちで、胸はHカップ。
＜目次＞
プロローグ
第一章 告白したら逃げられた
第二章 雨が降ったら招かれた
第三章 トランプしたら目が覚めた
第四章 迷っていたらご奉仕された
第五章 お尻でやったら凄かった
エピローグ
サンプル
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