『 凌●の王国 』
感想レビュー
『凌●の王国』は、草飼晃によるフランス書院R文庫の中でも特に賛否が分かれる作品だが、凌辱系・寝取られ系ファンの間では“決定的一冊”として挙げられることが多い。物語は、18歳の黒髪巨乳のヒロイン・裕香が、年下の恋人の目前で13人の不良たちに拉致され、7時間という異常な長さで輪姦され続けるという一点突破型の構成。背景やサブエピソードは最小限で、ほぼ全編がこの一夜の出来事に費やされる。
裕香は真面目で気丈な委員長タイプと言えるが、その強さや気高さは物語の中では裏目に出る。最初は徹底的に抵抗し、泣き叫び、恋人を思って絶対に屈しない姿勢を見せるものの、長時間の肉体的・精神的な攻めと、羞恥・寝取られの絶望に徐々に侵されていく様が、息詰まるほど濃密に描かれている。この“崩壊の美”にゾクゾクするという読者も多く、「単体ヒロイン×寝取られ」の組み合わせは至高という意見も目立った。
特筆されるのは、作中で時間経過をほぼ途切れさせず、安易な場面転換をせずに終始1人を責め抜く点。これが「徹底的な凌辱」というジャンル的快感を極限まで高めており、ハマる人にとっては何度も読み返す“抜ける一冊”になる。一方で、この一点突破型の構成を「単調で飽きる」「人数だけ多くてもキャラが立っていない」と不満を述べる声もあり、非凌辱派や多彩なプレイを求める層には不評だった。また、言葉責めの表現がややマンネリという指摘も。
寝取られ要素は恋人視点を挟むことで強化されており、“彼女を助けられず目の前で堕ちていく”という構造が凌辱好きにはたまらない魅力となっている。逆に、その精神的追い打ちの強さは、苦手な人にはきわめて不快に映るだろう。
総じて、本作は「ひとりのヒロインを長時間、丁寧に堕としていく」ことに価値を見出す読者にとっては凌辱小説の到達点であり、そうでない層にとっては過剰で冗長にも映る、まさに極端な一冊だといえる。個人的には、この徹底ぶりとラストのカタルシスは類例が少なく、凌辱+寝取られ嗜好の人には強く推したいが、苦手分野の人には全く向かない“危険な傑作”だと思う。
作品情報
かつて、これほど規格外の物語があったか!18歳のセーラー服vs13人の凌●使徒。敏感な柔肌が、守り通した純潔が、可憐な裏肉が愛しい人の目前で、たった一晩で、徹底的に穢される!前代未聞、圧倒的な凌●力で描かれる7時間の悪夢。
サンプル
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