『 美少女と母・痴肉地獄 』
感想レビュー
古書市場や一部の読者の間で「隠れた名作」と呼ばれる本作。神京史郎氏の作品の中でも特に完成度が高いと評されるだけあって、読了後の余韻はかなり強烈だ。古いSM小説は今読むと物足りなさを感じることも多いのだが、この作品はむしろ「時代に関係なく通用する苛烈な描写」が特徴で、いまなおファンに語り継がれている理由も頷ける。
物語は母と娘を徹底的に追い込む官能虐待劇。責めの内容は「ここまでやるのか」と思うほど細かく、鞭打ちや針、火責めといった古典的要素だけでなく、グリセリン浣腸や衆人環視での恥辱といった現代的な過激さも盛り込まれている。その振り切れ具合に、多くのSM読者が「最高峰」と絶賛している。特に、母が娘をかばう姿の健気さに胸を打たれたという声も多く、単なる拷問譚ではなく、親子という関係性を活かした人間ドラマとしても評価されている。
一方で「さすがに現実味がなさすぎる」という冷静な批判もある。女子高生が昼休みに男子トイレで延々と凌辱される場面は「リアリティがない」と苦笑する読者もいたし、全体的にやりすぎ感は否めない。ただ、それもまた“架空だからこその徹底追及”として肯定的に受け取る人もいて、この落差が本作の魅力を際立たせている部分だと感じる。
表紙絵に惹かれた、若い頃に古本屋で見かけたが手が出ず、今になって電子書籍で読めた、というエピソード付きのレビューもあり、本作が長年マニアの心に残り続けてきたことが伺える。ややしつこすぎるほどの描写ゆえ、人によっては途中で引いてしまうかもしれないが、逆にそこを楽しめる読者にとっては唯一無二の一冊だと言えるだろう。
総じて、本作は「SM小説の中でも頂点に近い一冊」。荒唐無稽な設定も含めて、その過激さに身を委ねる読書体験は、今のライト傾向の作品に物足りなさを感じている人にこそ試してほしいと思う。
作品情報
緊縛された裸身を鞭打たれ、悶え泣く熟女。 隣りでは美少女がオナニーを強●されている……。 そのビデオを見た●校教師・檜山は目を剥いた。 なんと、教え娘の百合子と母親の綾だったのだ! マゾ調教された美貌の母娘が堕ちた痴肉地獄。 情容赦ない淫虐の鞭が、白い媚肉を責め嬲る!
サンプル
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