『 文学女子、理性剥奪 』

作品情報
(イクッ、止まらない。セックスでイクの、すごい)
秘唇を突かれる度に背筋を駆け抜ける強烈な絶頂。
生徒会長の淫らな素顔を暴く淫獣教師の肉棒。
処女蹂躙、遠隔調教、全穴開発、無限輪●……
膣奥に注ぎこまれる白濁で結花の日常が崩壊していく。
清純文学女子が牝犬へ──肉奴●の日々は始まったばかり。
(文庫換算 336ページ)
基本情報
感想レビュー:文学女子、理性剥奪 ― その堕ち方の美学
舞条弦による『文学女子、理性剥奪』は、前作『剣道少女、完全敗北』に続く調教系エロ小説の第二弾。生徒会長という堅い肩書きを背負ったヒロインが、思わぬ弱みを握られ堕ちていく物語だが、ただの凌辱ものにとどまらず作者特有の「濃厚で丁寧な描写」に支えられ、一気に読ませてしまう力を持っている。
生徒会長・榎並結花の堕落劇
おとなしく清楚なヒロインが、厳格な家庭環境と生徒会業務の重圧に押し潰され、公園で露出という衝動に走る。序盤の動機づけに「そんな子が本当にこんなことを?」という疑問も湧くが、多くの読者は「家庭環境を考えれば納得」「むしろ弱さや内面の歪みがリアル」と評価している。
そこから教師に脅され、肉奴隷へと堕ちていく展開は鉄板ではあるが、飽きさせずテンポよく進む。「すぐに堕ちるから話が早くていい」という肯定的な声もあれば、「もう少し葛藤を長く描いてほしかった」と惜しむ声もある。
バリエーション豊かなプレイ描写
レビューでも目立ったのは「プレイの幅広さ」。学校内プレイ、トイレ、授業中、全裸散歩に、美術部でのヌードモデル、さらには複数教師による凌辱と、斜め上をいく展開まで盛り込まれている。
「作者の性癖が炸裂していて最高」「エロ漫画的で頭空っぽで楽しめる」と高く評価する意見がある一方、「描写の繰り返しが雑で、結局“体が勝手に…”だけで押し切ってしまった印象」という辛口評価も見られ、濃厚表現ゆえに好みが大きく分かれる部分でもある。
文章と世界観の評価
文章力については、「新人とは思えないほど慣れている」「表現が丁寧」といった好意的な意見と、「セリフやモノローグがいかにも同人っぽい」と評価を下げる意見が二分している。ただ、前作とのつながりや、今後の副会長を中心とした続編の伏線など、世界観の拡張性という点では多くの読者が期待を寄せているようだ。
読み手によって変わる“ヒロイン像”
ある程度「Mっ気に目覚めた少女の解放」として読むか、「嫌がる少女が心を壊しながら堕ちていく話」として読むかで評価が変わる作品だと感じた。前者の読み方をする人には「むしろ幸せそうで良い堕ち方」と好評、後者を期待した人には「心の抵抗が弱く物足りない」と映ってしまう。とはいえ、総じて「エロさは間違いなく一級」「次を期待させる一作」という声が多数を占め、賛否を含め話題になりやすい作品であることは間違いない。
総合評価
刺激的な調教描写とバラエティの多さで読者を惹きつけつつ、ヒロイン像の受け取り方次第で好き嫌いが分かれる作品。自分としては「もう少し心理的な抵抗を長めに描いても良かったかな」と思うが、その分テンポよく堕ちていく爽快感もある。続編を匂わせるラストも含め、シリーズの広がりに期待したい。
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