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【感想レビュー】テニス部女子、青春無惨

『 テニス部女子、青春無惨 』

テニス部女子、青春無惨

作品情報

「お願い、休ませて」「だめ、テニスで鍛えてるんだろ?」
不慣れな騎乗位を命じられ、腰を振らされるあゆみ。
ミスコンで優勝したテニス部のアイドルを襲った肉地獄。
元気のない部員を案じた顧問女教師・京香も餌食に!
強制レズ、アナル破瓜、三穴挿し、中出し姦……
放課後の部室に響く牝の喘ぎ、終わらない性の狂宴!

基本情報

※引用元:FANZA

感想レビュー:背徳と葛藤の物語に潜む意外な魅力

テニス部女子と女教師が織りなす背徳の世界

「テニス部女子、青春無惨」(輪堂昌也・フランス書院文庫)は、青春と背徳、暴力的なエロティシズムが交錯する過激描写で話題の官能小説。タイトル通り、清純なテニス部員たちと、ふたりの女教師が巻き込まれる淫靡な展開が、読者の罪悪感と欲望を刺激する。自分がこの物語を手に取った動機は、キャラクターの壊れ方と容赦ないストーリー運びへの期待だったが、実際の読後感は、一筋縄ではいかない複雑な印象だった。

過激さ・背徳感・キャラクターの葛藤

作中では、ミスコン女王でありテニス部のアイドル高城あゆみ、そして彼女を支える顧問教師・水本京香、学園祭担当の柏木美和子といった女性キャラクターが、それぞれ脅迫や暴力、性的陵辱の渦中に巻き込まれていく。第一章の睡眠姦や、脅迫写真を使った部室での展開、女教師が性の捌け口にされるパートは、まさに「鬼畜」ジャンルの真骨頂だと感じた。特にあゆみの純白さが傷付けられていく過程は、背徳感と切なさが入り混じる。だが、単なる陵辱に留まらず、葛藤する女教師たちの心理描写が随所に盛り込まれ、キャラクターの掘り下げも意外と妙味がある。これはAmazonやFANZA、レビューサイトでも触れられている通り、「エロさ」のなかに漂う「哀愁」や「人間味」が作品の評価ポイントとなっている。

文章表現・ストーリー展開の評価と違和感

他者レビューでも指摘があったように、輪堂昌也の文章は情念のこもった独特の文体。一方で、「主語が抽象的・状況が分かりづらい」という声も散見された。実際、自分も読み進める中で時系列やキャラ視点が急に切り替わり、混乱する場面があった。特に激しい展開になるほど、誰がどこでどうされているのかを意識して追いかけないと置いていかれがちだ。それでも、部室や教室、放課後のテニスコートという“青春の象徴”が徹底的に陵辱の舞台と化していく構成は、ジャンル好きにとってはご褒美ともいえる。背徳とエロス、哀愁が濃密に混ざるシーンでは、心臓が高鳴り思わずドハマりしてしまうだろう。

賛否両論とジャンルの特性

全体的な評価を見ると、「エロさ」は高くても「鬼畜」が苦手な読者には合わない辛口意見も多数。また、生娘であるテニス部員があまりに簡単に堕ちすぎること、顧問教師シーンがやや冗長だと感じる人も見られる。新人読者や淡い青春劇を期待する人には重すぎる印象だが、徹底した背徳展開・ヒロインの無垢さが崩壊していくプロセスに興奮と悲哀を抱ける層には、刺さるものがある。割りきって楽しめるなら、これほどまでに青春と耽美が同居した“無残譚”は希少だといえる。

3.7

サンプル

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