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【感想レビュー】牝豹失墜 三人のエリート女捜査官

『 牝豹失墜 三人のエリート女捜査官 』

牝豹失墜 三人のエリート女捜査官

作品情報

(負けちゃだめ。私にはプロの捜査官としての誇りが……)
ライダースーツを剥かれ、天井から吊るされる紗江。
潜入捜査に失敗したエージェントを待つバック姦地獄。
媚薬で狂わされる理性、意思に反して押し寄せる絶頂。
同僚を救うため、新たな牝豹・律子とマキが派遣されるが……
フランス書院eブックスの人気作が大幅加筆で堂々刊行!

基本情報

※引用元:FANZA

感想レビュー:濃密凌辱描写が続く三人の女捜査官の受難

作品の世界観と基本設定

草飼晃が7年ぶりに紙媒体で発表した本作は、フランス書院eブックス版「囚われの女捜査官 敗北の牝豹たち」を大幅加筆したもので、ヒロインが2人から3人に増えている。警安局広域潜行捜査班に属する三人のエリート女捜査官が、それぞれ潜入捜査に失敗し、敵アジトで性拷問を受けるという過激な設定が物語の軸になっている。コードネーム《エスペランサ》紗江、《エタニティ》律子、《アリュール》マキという三人の捜査官が、次々と罠にはまり凌辱されていく様子が濃密に描かれる。

官能描写の濃厚さと刺激性

本作最大の特徴は、圧倒的な官能シーンの連続性にある。ライダースーツを剥かれ天井から吊るされる紗江、媚薬《陽炎》で狂わされる理性、排卵促進剤による「排卵アクメ」など、草飼晃ならではの独創的な性拷問描写が満載だ。特に排卵促進剤に関する説明は詳細で、設定の作り込みに作者のこだわりが感じられる。毒蜘蛛の枷という拘束器具や、射精をコントロールできるゴリラという人間離れした敵キャラクターの登場も、読者に強烈なインパクトを与えている。凌辱シーンは確かに濃厚で刺激的であり、このジャンルを求める読者にとっては十分な満足感が得られる内容になっている。

ストーリー展開への賛否

一方で、ストーリー性については評価が分かれている。「ほぼ全編が暴行と性行為」「ストーリーは二の次」という指摘があり、凌辱シーンばかりが続くため途中で飽きてしまうという声も見られる。キャラクターのバックグラウンドがほとんど描かれず、捜査官としての誇りや葛藤といった心情描写が薄いという不満もある。ライダースーツが切り裂かれるシーンや陰毛を剃られるシーンなど、本来なら丁寧に描いてほしい羞恥の過程が一行で済まされてしまう点も惜しまれる。ただし、草飼作品のファンからは「クライマックスに向けた助走としての構成」と評価する声もあり、複数ヒロイン作品としては場面転換がスムーズで読みやすいという意見も存在する。

キャラクター設定と魅力

三人の捜査官はそれぞれ異なる魅力を持つ。エスペランサは前座的存在だが、エタニティは38歳シングルマザーで人妻としての熟成度が高く、アリュールは24歳新婚のGカップという設定だ。ファンの間ではエタニティの人気が高く、「射乳」という独自の表現や寝取られ感が評価されている。また、過去作「女教師は六度犯される」に登場した館野がゴリラとして成長した姿で登場しているのではないかという考察も興味深い。藤堂将軍やトキオカ帝国など、シリーズ世界観の共有も草飼ファンには嬉しい要素だろう。

総評とおすすめポイント

本作は「官能小説として成立している」という驚きの声がある一方で、「小説として成り立っていることに驚く」という皮肉めいた評価もある。しかし、草飼晃の7年ぶりの紙媒体作品という意義は大きく、濃厚な凌辱描写を求める読者には間違いなく満足できる一冊だ。「これを読んだら、このジャンルの本は、もう読まなくて満足」という極端な高評価も見られ、刺激的な官能小説を求める層には強く支持されている。エンディングには物足りなさを感じる意見もあるが、草飼晃独特の世界観と過激な性拷問描写を堪能できる作品として、ハードな官能小説ファンには一読の価値がある。

3.5

サンプル

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