『 いけにえ 危険な露出願望 』
感想レビュー
「いけにえ 危険な露出願望」は高村マルスによる作品で、少女の危険な露出願望とそれに絡む陰湿な展開が描かれています。レビューを読むと、作品の表現はかなり過激で、特に少女に対する性的描写が強烈であることが目立ちます。
多くの賛否が混在した感想の中では、まず肯定的な意見として、以下の点が挙げられます。ひとつは「いたいけな少女を無理やり脅し、欲望のままに犯す」という描写が非常にリアルで妄想を膨らませやすく、何度も興奮できるというコメントがあり、作品の濃厚さや作者の筆力が高く評価されています。この点に関しては、他の作品と並ぶマスターピースとしての評価も見受けられます
また、責め描写の「ねちっこさ」や対象の少女がじわりと堕ちていく様が秀逸であると評価するファンもいて、個人的には高村マルス作品の中でも上位にランクインするクオリティとの感想もあります。
一方で否定的な意見も多々あります。道具（ローター、バイブ、浣腸、拘束具）を多用する点について「大学生が小学五年生に対してという設定が異常であり、主人公が中年男性ならまだリアリティがあったのにギャップに入り込みづらい」との指摘があり、設定の現実感の欠如が一部読者の抵抗感を生んでいます。また、ストーリー展開については、同じようなシチュエーションの繰り返しで筋が破綻しがちで、「ご都合主義的描写」や陰湿な設定が嫌悪感を抱かせるとの感想もあります。
特に「美少女身体検査」など他の関連作品と比較しながら、本作は後半にかけて破綻したという評も見られ、熱心なロリコン愛好者向けの作品に位置づけられることが多いようです。一般的な読者には合わないがファンには納得の出来といったニュアンスです。
個人的には、リアルで犯罪的な内容であることは重々承知しつつも、その筆力と描写の凄まじさには感心させられました。暴力的な性描写や児童に対する虐待的な内容が苦手でなければ、マニアにはかなり響く作品だと言えます。特に露出願望を持つ少女と大学生の絡みの描写は前半部分が面白く、複雑な心理描写があるため読み応えがあると感じました。
まとめると、この作品はごく限られた愛好層向けであるものの、その筆致の巧みさやテーマの特異性により高評価を得ています。恐らく他の類似作品「えじき」と並ぶ名作として認識されていることも納得できます。しかし現代の感覚で見ると問題視される内容が多く、賛否がはっきり分かれる作品と言えるでしょう。
作品情報
「感じたんだね」
大学生の茂は公園で見かけた少女の秘められた願望に気がついた。
そこから禁断の遊戯が始まり……。
大学生の茂は公園で見かけた少女にたちまち魅了される。名門校の制服を着て、大きな瞳に整った顔立ちをしている。しばらく観察して露出癖があることを見ぬいた茂は、後日驚くことに少女が自慰に耽っているのを目撃した。その姿を写真に撮って少女を脅迫したところ……。
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