『 生意気メスガキに下剋上！ 』
感想レビュー
『生意気メスガキに下剋上！』を読んでみた感想をざっくり言うと、予想以上に“ワカラセもの”としてしっかり楽しめる作品でした。生意気で男を手玉に取ろうとする系のヒロイン・ナスカと、その妹スナオという構成がメインですが、単なるおちゃらけやパターン化された掛け合いではなく、家庭環境の寂しさみたいな要素が差し込まれているのが良かったかなと思います。だから単なるイタズラっぽい小娘というより、少し影を抱えた子であり、そこを大人の主人公が埋めていく関係性が妙にハマる。
特にナスカは経験豊富そうに振る舞いつつもしょせん子供で、気持ちの浮き沈みが激しいちょろさが可愛らしい。小賢しく仕掛けてくるくせに、大人の狡さで翻弄されて恍惚に沈んでいく、そのギャップにワカラセものの醍醐味が全部詰まってるという感じです。妹のスナオはまさにテンプレ的な絵に描いたようなお嬢様幼女で、ナスカとの対比も効いてますね。
個人的には、作者・葉原鉄さんの十八番とも言える濃厚フェラ描写やロリババア系の安定感が今回も健在で、ここは不満なし。配信シーンや見せつけシーンなど、アダルトな背徳感とロリの無邪気さをかけ合わせた展開も“らしい”仕上がりで、そういうものを期待して買った人には間違いなくツボにハマるはず。
ただ一方で、「小学生ヒロイン」「発育途中の体型」といった要素はかなり人を選ぶのも事実で、他のレビューを見ても「これはロリというよりペドだ」と切り捨てている人もいました。特に主人公が40代半ばという設定もあり、リアルな年齢差の生々しさがちょっと過剰に見えてしまう人もいるようです。個人的にはそこまで引っかからなかったんですが、ここに嫌悪感を覚える人がいるのも確かだと思います。
総じて言えば、この作品は“ワカラセが好きかどうか”で評価が大きく変わります。生意気な小娘を徹底的に大人のやり方で翻弄してやる、その爽快感や背徳感に魅力を感じる人にとっては完成度の高い一作。一方で、リアル小学生という舞台設定自体に抵抗がある人にはおすすめしづらいかなと。ただ、「葉原鉄の持ち味を味わいたい」という人には十分価値のある一冊だったと感じました。
作品情報
中年男の康男は、バイト先の傲慢社長の生意気娘・ナスカにも馬鹿にされる日々を送っていた。
生意気娘・ナスカのイジメが艶めいたとき、溜まりに溜まった快楽と怒りが大爆発！
中年の康男はバイト先の傲慢社長とその娘であるくそ生意気なメスガキのナスカに馬鹿にされる日々。ところが、ナスカのイジメが性的なものに変化したとき、快楽とともにこらえていた怒りがついに爆発する！ 大人の力でメスガキに圧倒的な快楽を叩きこむと……。
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