『 若義母と女家庭教師と○校生 』
感想レビュー
本作は高校生の実母が最初から奴隷のような立ち位置にあり、さらに女子大生の女家庭教師・美里が主人公の物語です。美里の中で徐々に高まるマゾっ気の感情の動きが丁寧に描かれており、その点は読んでいて非常に興奮を覚えました。特にマゾっ気を好む女性読者には刺さる作品だと感じます。自分も読み進めるうちに感情が高ぶる場面が多く、心情の変化がリアルに伝わってきたのが印象的でした。
一方で、物語の設定については少しご都合主義的に感じる部分もありました。高校生が母親を最初から奴隷化しているという展開は、リアリティに欠けるという意見もあります。男性視点の心理描写がほぼないため、男性読者の興奮にはやや欠けるところもあるでしょう。しかし、その点を差し引いても、マゾ女性の気分で読むならハマるという感想が多いのも事実です。
また、別のレビューには「大変に興奮したが、こういうもので自分を慰めるのは情けない」といった自己嫌悪を含む感想も見られました。このような作品に頼ることで現実逃避したいという読者にとっては、おすすめの一冊という意見もあります。実際、自分も読みながら時に自己投影しつつ、作品の世界に没入する楽しさを感じました。
総じて、賛否はあるものの、感情の動きを丁寧に描写し、マゾっ気のあるキャラクターの心理に共感できる読者ならば非常に楽しめる作品だと思います。普通の感覚とは少し異なるフェティッシュな側面に抵抗がなければ、読んでみる価値があると感じました。
作品情報
「ほら、美里さん。これが欲しかったんだろ」巨根を揺らして口の奉仕を命じる○校生。美貌と知性を兼ねそなえた女家庭教師は少年が義母を性の下僕にしていると知りながら、自らを支配するモノに朱唇を寄せてゆく。ああ、美里はご主人様の二番目のペットになるのね……
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