『 隣人 未亡人母娘・秘書母娘・巫女母娘 』
感想レビュー
『隣人 未亡人母娘・秘書母娘・巫女母娘』は、いかにも二次元的な“ご都合主義”を極めたハーレム系官能小説でありながら、妙に練られた構成とキャラクター描写の細やかさで、ただのエロに留まらない満足感を与えてくれる作品だと感じました。主人公の隣には未亡人と女子高生の母娘、その隣には巫女母娘、さらに秘書母娘…と、3組6人の女性たちが揃い、しかも全員が主人公に好意的。現実離れした設定だからこそ、安心してどっぷりと妄想に浸れるのが魅力です。
特に面白いのは、「母娘×3組」という多人数ヒロインの新しい組み合わせ。母たちは熟女・おっとり・クールといった個性を持ち、娘たちは対照的だったり似通っていたりとバリエーションが豊か。さらに構成が秀逸で、各母娘ごとのエピソード→母連合→娘連合→全員集合という流れが自然で、しかも序盤から背景や関係性を端的に説明してくれるため、すぐに官能シーンに入れるテンポの良さがあります。多人数モノにありがちな「誰が誰だかわからない」状態にならず、呼び方や外見描写でしっかり差別化されているのも好感触。
一方で、「もっと一組だけの母娘丼が見たかった」という声や、終盤のトリプル母娘丼まで突っ走る展開に「満腹感が過ぎる」という意見もあります。確かに後半は複数プレイの応酬で息つく暇がない印象もありましたが、その“やりすぎ感”を快感として楽しめる読者にはむしろご褒美でしょう。描写自体は全員に丁寧に割かれており、「人数が多いと描き込み不足になる」という不満を抱かせない作りは見事です。
また、全員が巨乳というフィルターも分かりやすい魅力。極端な性格付けを廃し、主に服装や役割（秘書・巫女・未亡人）で差を出しているため、過度なツンデレや男勝りといったキャラが苦手な人にも受けやすい構造になっています。巨乳描写をもっと活かしてほしいという意見もありましたが、“全員巨乳”という事実だけで満足してしまう層も少なくないはずです。
総じて、荒唐無稽でありながら緻密に組まれた設定と構成が光る、“多人数ヒロインものの新機軸”とも言える作品。リアルさよりも、非現実的な幸福感と夢のような人間関係を味わいたい人には、かなりおすすめできる一冊です。
作品情報
右隣りの家には黒髪と雪肌が艶かしい巫女母娘が……左隣りの家にはスーツの下に熟肉を隠す秘書母娘が……マンションの隣室には未亡人と女子校生の美人母娘が……手を伸ばせば届きそうな六つの果実、六人の隣人。淫ら下着の挑発、スーツ姿の誘惑、緋袴での交合……隣人の目を盗みつつ日替わりで味わう最高のハーレム！
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