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【感想レビュー】隣家【癒し系の母娘と僕】

『 隣家【癒し系の母娘と僕】 』

隣家【癒し系の母娘と僕】

作品情報

「見たかったんでしょう? おばさんのあそこ」双眸を妖しく潤ませ、隣家の少年を抱き寄せる耀子。震える手を握り、しとどに濡れた花肉へいざなう。ふくよかな乳房、熟れた双臀、匂うみだらすじ……男根を離さない、丁寧で、とてもしつこいフェラ。ああ、熟女とはなんと美しく、「癒らしい」のか!

基本情報

※引用元:FANZA

感想レビュー:優しさと官能が交錯する神瀬作品の原点回帰

神瀬知巳『隣家【癒し系の母娘と僕】』は、17歳の主人公・裕明が隣家の母娘、37歳の耀子と18歳の亜紀と過ごす日々を描いた官能小説である。「神瀬作品の原点たる初期のテイストが復活」と評され、作者のファンにとっては待望の一作となった。「凌辱やSMものが苦手で誘惑作品(特に義母や叔母などの熟女系)が好きな方には、この作者の本はおすすめ」という声が示すように、神瀬知巳作品の特徴である優しい世界観が貫かれている。

安心して読めるハッピーな作風

本作の最大の魅力は、「女性が嫌がってるのを無理やり行為に及んだり、終わり方がアンハッピーなのが一切ない。安心できる」という点だ。「レイプとか陵辱系は嫌いなんです。ウソ・設定でも良いから、好きな男女が結ばれて、はっぴーっていうほうが好み」という読者にとって、神瀬作品は安心して楽しめるジャンルとなっている。「凌辱とか調教とかキツ目の題材が苦手な読者には素直でとっても入り易い」という評価も、この作風の特徴を端的に表している。

「修羅場を迎えるることもない展開をヌルいと見るか優しいと見るかは読み手次第だが、元より神瀬作品で怨恨要素は皆無」という指摘の通り、ドロドロとした人間関係ではなく、登場人物たちが互いを思いやる優しい関係性が描かれている。この点が「気分転換に良い」「癒された」という感想に繋がっている。

母娘それぞれの異なる魅力

メインヒロインは隣家の母・耀子だが、「全体の進行役は娘」という構成になっており、母娘それぞれの魅力が描き分けられている。「母は優しくいやらしく、娘は純真で一途と、違った癒しが楽しめた。だけど二人に共通するイメージもあって、母娘だなぁと思った」という評価は、キャラクター造形の巧みさを示している。

耀子については「気品と慈悲深さを兼ね備えた熟女が妖艶に耽溺し」「冷めていく夫との溝を憂いながら主人公に溺れていく」という設定で、見合い結婚の夫との経験のみという経験の少なさと、主人公に対する積極性のギャップが「なかなかイヤらしく」描写されている。「パンストにスーツ姿で主人公に迫る場面など、いやらしい匂いが充満してきそうなシーンが秀逸」という評価もあり、母親としての魅力が存分に発揮されている。

一方、娘の亜紀は「凛とした女子高生が健気な想いを秘めながら開花していく」キャラクターとして描かれ、「主人公の姉代わりのような存在として、母親の会社でモデルのアルバイトをして主人公の学費を助けたいと考えたり」する健気さが好評だ。幼馴染みという立場も「幼馴染みポジションのヒロインが好み」という読者の心を掴んでいる。

演出の工夫と官能描写の絶妙さ

本作で特に評価されたのが演出の巧みさだ。「鉢合わせの場面は、すごく面白かったしドキドキさせられた。立場を変えて2回あるのがよかった」という声や、「思わぬ鉢合わせの場面が前後半で立場を変えて登場するのだが、このアイデアに加え、さらに捻りを効かせて面白可笑しく表現した」という評価は、単調になりがちな展開に変化をつける工夫を示している。

「真っ最中に電話が掛かってきて……という場面でも複数の受話器と通話相手を巧みにクロスオーバーさせた妙味があった」という具体的な演出も、読者の記憶に残るシーンとなっている。「序盤で早々に合体場面がありながら中盤では軽く焦らしつつ終盤以降で交わりに交わる塩梅も絶妙な匙加減」という構成のバランスも計算されている。

「3Pは最後にちょっとだけだけど、それが嫌味にならずよい」という評価は、過剰な展開に走らず節度を保った構成を示している。「全編に描かれた愛情と肉欲の淫ら狂想曲を堪能」「神瀬作品らしい淫猥さで興奮度の高い官能描写」という評価からも、官能小説としての完成度の高さが窺える。

若干の課題と圧倒的な支持

一方で「終わり方は工夫が欲しかった」「最後の最後に限って性急に纏めた感はある」という指摘や、「耀子との関係にフォーカスが当たりやすく、前半の耀子とのきっかけがやや冗長であるため、亜紀にも分量を分けてほしかった」という要望もある。また「終盤になるにつれてヒモ男のようにも感じる」という主人公への評価や、「話の展開というか、そのシチュエーションにもっていくにはちょっと無理があろうという安易さはある」という構成上の課題も指摘されている。

それでも星5つという高評価が圧倒的に多く、「主人公羨ましい」「年上の女の人とその母親にデロデロに愛されてて主人公がくそ羨ましい」という素直な感想が多数寄せられている。「神瀬ファンになったきっかけの作品」という声や、おとな文庫のランキングで5位に位置づけられるなど、神瀬知巳の代表作の一つとして高く評価されている。「優しさと官能が交錯する独特の物語」として、ライトな嗜好の読者に広くおすすめできる一作と言えるだろう。

4.0

サンプル

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