『 人妻と肛虐蛭 II 狂気の肉宴編 』

作品情報
夜の公園、ポルノショップ、レストラン……人前で初美が強いられる肛虐の数々。白昼の浜辺では三十人の若者の前で全裸浣腸ショー。露出マゾ奴●として調教される間に、夫の前で嬲られる魔宴が着々と準備されていた。
基本情報
感想レビュー:人妻凌辱と肛虐快楽の極致
熟れた人妻を徹底凌辱する後編
結城彩雨の代表的な官能凌辱小説の後編として位置づけられる「人妻と肛虐蛭II 狂気の肉宴編」は、人妻ヒロイン・初美がひたすら肛虐に責められる狂気の宴を描いた一冊です。前作『悪魔の性実験編』で培われた土台を踏まえつつ、今回は夫の上司や同僚が絡み、ついには夫の目の前での凌辱という寝取られ的要素まで加わり、より残酷で罪深い展開が読者を待っています。個人的には「タイトル通り裏切らない内容」という印象で、後半戦にふさわしい総仕上げとなっていると感じました。
過去作を踏まえた濃密な再編集
本作は90年代に雑誌連載され、後に分冊刊行された「狙われた牝獣」「肛虐レイプ」をまとめ直した再編集版とされ、結城彩雨ファンにとってはまさに「幻の完全版」。レビューでも「長らく手に取れなかった名作を正規の形で読める喜び」が語られており、ファン目線では「★5以上」と惜しみなく称賛されています。分厚さゆえ持ちづらさを指摘する声もありますが、肝心の内容は他の凌辱作家とは一線を画した粘り強い描写が光っていました。
徹底したアナル責めと飽きない緊張感
上巻では拡張や浣腸で終わる程度だったアナル責めが、本作では完全に突破され、複数人による繰り返しの侵犯、さらには3Pや乱交まで踏み込むことで徹底的な凌辱に至ります。読者の中には「女のアナルに無性に入れたくなる」「抜き所が多すぎて完読できない」といった直接的な賛辞すら並び、SM的快感を突き詰める作品として高評価を獲得しています。一方で「分量が多い」「やや重い」との声も少なくなかったですが、官能要素を求める読者にとってはむしろ望むところでしょう。
シリーズとしての存在感と評価
作品全体を通して、単なる凌辱や破壊には走らず、一人の人妻を限界まで責め抜く構成力が高評価を呼んでいます。5ちゃんねるなどでも「エグいのに官能性を損なわない」「結局、結城作品は裏切らない」という声が目立ち、賛否はありつつもファンには外せない文庫だと感じました。凌辱官能小説における「王道の後編」といえるでしょう。
総評
個人的には、凌辱文学としての完成度の高さとアナル責めの徹底ぶりは圧巻で、抜き所としてもストーリー的な満足度としても十分でした。やや人を選ぶ激しさがあるのも事実ですが、賛寄りで見るならば、この作品は「人妻凌辱小説の到達点のひとつ」と言えるでしょう。
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