【感想レビュー】狙われた水泳部 顧問女教師とキャプテン

『 狙われた水泳部 顧問女教師とキャプテン 』

作品情報

「触らないで、こんなこと許されないわっ」
強引に水着の肩紐を外し、競泳水着の胸元を捲りあげれば、
健康的な小麦色の肌と、日焼けしていない白い乳房。
水泳部キャプテン・美波の初々しいフェロモンに煽られ暴走していく臨時コーチ・桑原。
さらには26歳の美人顧問女教師、汐理にまで淫欲の餌食に……
北都凛の幻の名作が、フランス書院eブックスで、ファン待望の電子書籍化！

基本情報

感想レビュー：水泳部の背徳と快楽が疾走する

水泳部ならではのフェティッシュな描写

この小説の魅力は水泳部という舞台設定が存分に活かされている点にあります。例えば、水中フェラチオや、部活動にふさわしくない水着での指導シーンといったフェチ要素が丁寧に描写され、「水泳部ならでは」の調教や快楽転落に説得力が感じられます。練習中にアソコへバイブを挿入されるといった過激な展開や、合宿中に毎晩穴という穴を弄ばれる描写など、読者の背徳心を大いに刺激します。その一方で、ヒロインが競技会でバイブを装着したまま優勝するなど、突き抜けた設定が一部では好意的に受け止められています。

アナル・スカトロ描写と好みが分かれる点

ただし、途中からアナルプレイやスカトロ展開が増えてくるため、そのあたりは評価が大きく分かれます。「アナル推しなのは良かった」「描写はとても良いが、さすがにスカトロまでは想像しなかった」という2ちゃんねる・5ちゃんねる系の意見が多く、苦手な人にはややきつい内容かもしれません。そのため、前半のフェティッシュな雰囲気が好きな読者には刺さる一方、過激な展開を受け入れづらい読者からは評価が割れる印象です。

キャラクター・物語の進み方

キャラクターについては、顧問女教師がタイトル通りのサブターゲットとして物語に絡んできますが、彼女が早い段階で快楽に順応する点に「もう少し段階を踏んでほしかった」という声も。しかし、教師が快楽堕ちになることでキャプテンの堕落展開に説得力を与えているとの見方もあり、そこは割り切って楽しむのがベターでしょう。

衣装・設定への希望

レビューで意外と多かったのが、「競泳水着・スクール水着成分がメインではなかった」という指摘。タイトルや表紙絵から期待した読者が多かっただけに、泳装好きにはやや物足りなさが残ったようです。

まとめ・感想

全体的に、合宿の閉ざされた空間で生まれる背徳と官能、そこから加速する快楽堕ちのテンポが心地良く、人によってはエナジーを感じさせる展開が魅力。過激な描写も多いですが、筆力でしっかり魅せてくれる作品だという印象が強いです。否定的な評価もありますが、官能ジャンル愛好家であれば一読の価値はあるでしょう。

3.8

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