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【感想レビュー】淫獣の群れ 実母と姉弟

本ページでは、「淫獣の群れ 実母と姉弟」の基本情報と簡単な感想をまとめています。

作品概要

淫獣の群れ
実母と姉弟
カバー画像

ひとつ屋根の下で始まる、歪んだ関係の物語――。

寝室に閉じ込められ、涙を流す18歳の深雪。
そして同じく抗えない状況に追い込まれる、36歳の遙香。

逃げ場のない空間で、次第に追い詰められていく二人。心と理性は揺らぎ、やがて禁忌へと踏み込んでいく――。

果たしてその先にあるのは、破滅か、それとも別の運命なのか。
閉ざされた寝室で描かれる、背徳と葛藤のドラマ。

公式情報

メーカー:フランス書院

作者:田沼淳一

ジャンル:母、姉

発売日:2006/04/23

簡単な感想

田沼淳一先生はポップでライトな作風の作品も手がけていますが、本作はかなり重めの作風に寄った一作。いわゆる“黒田沼系”と呼ばれるタイプの作品です。

物語の中心となるのは弟で、ヒロインは姉と母という、かなり挑戦的な設定。家族関係を軸にしながら、歪んだ人間関係や心理が描かれていきます。

姉は学園のマドンナとして名を馳せた伝説的な存在でありながら、主人公に対しては厳しく当たる一面もあり、畏怖の対象として描かれています。一方で、母は優しく穏やかな性格で、対照的な存在として物語に奥行きを与えています。

設定的に好みが分かれる作品ではありますが、特に姉のキャラクターは魅力的で、前半は引き込まれる展開が続きます。ただ、中盤以降は主人公の言動に共感しづらくなり、さらに物語の軸が変化したことで、やや読み進める手が止まってしまいました。

全体として描写には現実離れした部分も見られますが、それも含めてフィクションとして割り切れば楽しめる作品だと思います。

4.2

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